スターシード Stage Performance

アクションワークショップ

スターシードでは、輪島貴史によるアクション、アクロバットのワークショップを行っております。
参加したい!とお申込み頂く前に・・・
スターシードのアクションワークショップは、
他で行っているであろうワークショップと少し内容が違っております。

まずは、以下の輪島さんから皆さんへの文章を読んで頂き
その上で、面白そう、参加してみたいという方は
スターシードのアクションワークショップにお申し込み下さい。

 

輪島貴史から皆さんへ

まず、スターシードのアクションへの想いが伝わるように
僕のアクションへの想いをストレートに書きます

実はアクションレッスンと言いながら、アクションはやってませんw
正確には武術、総合格闘技を教えています

なんか、アクション俳優とかアクション演出、アクション舞台、アクションの脚本って
頭悪そうなイメージ無いですか?
僕はあります!w
脳まで筋肉で出来てて、演技よりもアクション重視で、体育会系っぽくて
僕はそんなのが嫌です
悪口じゃないよ、僕はその世界出身だから
自分の出身校は馬鹿校だったと言ってるのと同じです
だから自分が親になった時に、子供にはそうなって欲しく無いという、気持ちと一緒です。
なので悪口ではありません

そして、そんな理由から、アクションっていうのが嫌なんです
でも、僕は、ちゃんとスタントマン出身って言いますよ

育てて頂いた御恩があります
が、アクションっていうと、アクション作品創ってる人みたいなイメージが付くのが嫌なので、
聞かれなければ極力言って無いのも事実ですね

でも、アクションを求めている若手もいっぱいいるんです
なので、アクションも教えられるよって言わないと、他の頭悪い系のアクション習って変な癖がついてもアレだし
でも、アクションのイメージが付くのも嫌だし
だって俺、作品と演技重視なので、重視というか、それが普通なので
あえてアクションをカットする事の方が多いですよ
アクションで魅せるなんて、ものすごい技術が必要です
アクションを売りにした事なんか無いです
むしろ見せたくないです

そんな考えです

でも、武道や武術、格闘技をやっていれば、他の俳優と比べて
アドバンテージが高く、有利なのも事実
ゆえに、僕のアクションレッスンでは武術を教えています

でも武術って書いちゃうと、よく分からないでしょ?
スタントって書いちゃうと、ハードル高いでしょw

そんな理由から、名目はアクションとしていますが
アクションに興味を持って来てくれた、この記事を見てくれた方には
まず、アクションの全否定から始めます!

下記の項目に一つでも「確かに!」と共感する事があれば、僕らは同士です!

 

舞台でアクションを見ていて

・いや、当たってねーじゃん!
・「やっ!」「はっ!」って一生懸命掛け声出されても知らんし
・後ろから攻撃する敵が自分から「はっ!」「おおっ!」って声出して居場所を教えたw
・不良の乱闘シーンなのに、仮面ライダーっぽいw
・今の時代に、やられて背落ちってw(前に一回転してやられるやつね)
・側転の形が汚い
・女子の攻撃で、大の男が一発で沈むとは思えない
・現代シーンで、そのパンチ何トンの設定?ってくらいハンパねえ威力w
・の割に、お腹へのパンチはそうでもないのね(みぞおち入った方が呼吸できないよ)
・敵が主人公の周りをグルグルまわり始めた!
・その距離なら殴った方が早くねえ?
・その距離なら頭突きすりゃいいじゃん
・手首つかんで投げりゃいいじゃん
・剣殺陣がチャンバラにしか見えない
・剣殺陣の最初の1手は、たいてい顔だけで左右によけるパターン多いね
・つーかその時に、交わしざまに切ればそれで終わったんじゃない?
・なのに最後は上段から切りかかる相手を抜き胴で勝つ(最初の手はなんだったんだ)
・ここまで言われ放題のアクションや殺陣がさすがに可哀そうになってきた

という事でここまでにしときましょう
次は、なぜ、そのようなアクションがはびこっているのかを時代背景も踏まえて論理的に解説します、

がその前に

まずは経歴から書きます
例えるなら、大学なんか入っても意味無いから本気で勉強したいなら俺の塾に来い!
って大学に入った事の無い人が言っても説得力無いでしょ
なのでまずは僕の経歴から

 

◆経歴

元プロスタントマン、プロスーツアクター
東映の戦隊ヒーロや仮面ライダーシリーズのTV放送や劇場版に出演(下っ端でしたが)
でも基本は、後楽園遊園地野外劇場(現シアターGロッソ)でレギュラー出演
※今はそうでもないらしいけど、当時は狭き門でした
他の現場で後楽園野外劇場出身って言ったらモーセの十戒みたく道が開きました
(マジです、そのくらい野劇出身はエリート集団だったようです)

ちなみ、特撮ヒーロには今も昔も興味無いです
当時、アクションができる世界はそこしかなかったのです
その後、元々、ジャッキーチェンに憧れて、その後はユンピョウが好きだったので
スピーディーな香港アクションがしたくて、実践的なスタント会社に入って
スタントマンと助監督をしながら映画に沢山出演してました
芸能人の吹き替え(身代わりスタント)は今でもゲオやTSUTAYAに並んでますが
あえて伏せさせてください、今見ると下手過ぎて見てられん

こんな感じです
「いや、詳しく作品名を書かないと信じない!」
っていう場合は、僕もそこまでアクションにこだわってないし、
そんなアクション信者に稽古来られても迷惑なんで結構っス
僕は真剣に表現活動をしたい若者に、真実を伝えたいだけなのです
金はいらねえ
少なくともアクションに携わっていた者として、
間違った情報だけは伝えるべきではないという手前勝手な正義感です。つまり僕は偽善者なのです
(スターシードの稽古場に来れば、ちゃんと出演のDVD見せてあげるよ)

 

◆概要

上記に書いたように
僕は元プロスタントマンですが、その上で

スターシードではアクションなんかやってません!
殺陣はやってません!
現代アクションとか時代殺陣とかヒーローアクションとか
なんだそれ?
そんな偽物アクションなんか一切やってません!

潔癖症なんですかね、特に舞台のアクションなんかはとてもじゃないけど見てられないし
SNSでの誰かのアクションレッスン動画なんかは、
「そんなの映像に残して恥ずかしくねーのか」
って本気で思ってます

この時点で、アクション好きで「ふざけんな!」って思った人は読まない方がいいです
今まで習ったアクションは時間の無駄であった事、お金の無駄であった事、
あなたは騙されていたんです!というかむしろ教えた人も騙されていて、それに気付いて無い!
みんな間違った教えを受けていたんです!
というアクション否定、アクションをやる人間の人格否定満載の内容が綴られています!
「話だけなら聞いてやろうじゃないか」と思った方、ありがとう!
なら、うちはどんな内容、練習メニューなのかというと

 

◆アクションワークショップの内容

※初心者でもイメージしやすい書き方をします

・最初はパンチングミット、グローブを付けて、ボクシングのスパーリング
・次にキックミットを付けて、キックのスパーリング
・最後はキックボクシングのスパークリング

ここまでで、40分はかかるかなあ
スパークリングの相手は僕です。皆は1分戦って、ローテーションしていきます
(つまり人数分休めるという事だね)

僕は40分間、一人で休憩無しでミット持ってお相手します
だって60分くらい普通に戦えないと実戦ではお話にならないでしょ(H×Hのビスケ談)
みんなのための稽古なので、いっぱい殴らせてあげますが、
気を抜いたり、まさか本当に殴られるなんて思って無い子には遠慮無しに反撃するけど、
恨まないでね、ケガだけはさせないからご安心を

 

・次に、投げ技、つまり柔道を教えますが、そっこう乱取り(柔道のスパーリング)
・次に、絞め技、関節技、つまり総合格闘技を教えますが、ソッコーでスパーリング

前記と同様に、僕は40分間、投げられて、絞めれて、関節極められてあげます
ただ、たまには安全に投げてあげます
何を知って欲しいかというと、投げられた事があるという経験をして欲しいのと
実際に人を投げる難しさと、上手く投げた時の快感を知って欲しいのです
ちなみに、僕はプロのラジオパーソナリティで、週にレギュラー2本
ナレーションは月に数本やってますが、しっかり首を絞められてあげますよ
声帯と気管のポイントはずらせるので、若手相手なら大丈夫です
投げた後は首を絞め落とす絶好のチャンスなので、見逃さないでね!

 

・最後は、パンチ・キック・投げ・絞め・関節有りの実践スパーリング

何を知って欲しいかというと
この距離ならパンチ、ここならキック、ここまで近いなら投げる
といった感覚を知って欲しいのです

これを知ると、楽しいよ、その代わり、舞台のアクション
現代アクションを見てると、ダメ出し満歳の感性になり、
冷めた目で見てしまうデメリットもあるけど、そんな感性にさせるのが目的なので、あしからず

 

◆なんでアクションワークショップで、そんな練習メニューなのか?

だから、つまり、アクションなんか偽物だって事を知って欲しいからです
だって、皆さんは、プロのアクションマンになりたいんですか?
スーツアクターになりたいんですか?
違うよね、あくまで表現者として、スキルのためにアクションを特技としたいんですよね
なら、元プロ、現指導者、演出家としてハッキリいいます

そんなアクションを覚えたら、3年後、遅くても5年後には、
あなたはこの世界をドロップアウトしています
実力とか才能とかが足りなかったんじゃなくて、偽物に囲まれた結果
低次元な人達と群れた結果、表現が楽しくなくなったからです

でも、それはいい事で、3~5年後にそれを自覚した時点で人生を生きるには良きセンスだと思います
しかし、あなたをダシにして、知らず知らずとはいえ偽物を伝える人達は、
ワークショップ費用を稽古場費用や、自らの生活費として、今もこの世界で生きています
つまり、あなたは、そんな偽物アクションを教えるヒモ野郎に貢いでいたのと同じだったんですよーォ!

うんうん、気付いてよかった、目覚めて良かった、恋愛もアクションも、全ては人生の経験です
しかし、もう、学ぶべき時に必要な事を学ばずに若さを失ったのは事実です
いや、でも、お金を取られて初めて人は反省しますから、お金と時間がかからないと
騙されていた事に気付かない人は、やはりセンスが無いので、
やはりうちとは縁が無かったのでしょう、あきらめます!
ここまでで、「いくらなんでも言い過ぎだろ」とは感じながらも、
一理あると思った人はセンス有りますので、もうちょっとお付き合いください

 

なんでここまでいうのかっていうと
無駄な手間を省きたいからです
僕は、実際もこんな口調で、言いたい放題言いますよ
ちゃんと事実を伝えます、主観ですが自分が観てきたアクション界の事実を伝えます
1回来て、もういいや、とか、「次はどこのアクションレッスン受けようかな」なんて
アンタ何がしたいんだよ!なんのアクションだったらいいんだよ!

アクションはね、1年やって最低限それっぽくなって、それでもまだそれっぽいくらいで
2年やって、なんか分かってきて、3年でなんとかついて行けるようになって
アクション技術が認められるようになるまで、5年も6年もかかるんだよ
そこまで出来る?今20歳なら、25歳だよ?そこまでアクションに時間を捧げられる?

られないでしょ

捧げられるなら、もうさっさとレッスンじゃなくて業界に入った方がいいよ、
そうすれば、少なからずお金をもらって学べるし、映画に出て、経歴が付くから
でも、そこまでしたいわけじゃないでしょう?
でも、やっぱりアクションはある程度できるようになりたいわけでしょう?

だから、実践形式で、最低限戦える状態に持っていくために、スパーリングやってるんです

 

◆そもそもとして

お金のかかるアクションレッスンなんて信用しない方がいいですよ
だって、その時点で商売じゃん
アクションを覚えたい若手に、ちょっとアクションかじった程度の人がお金取って
儲けるまではいかないけど、生徒が2~3人くらいいれば、講師は世間の日給くらいは稼げるいいバイトじゃん

あのね、現場でアクションやってる人はね
あ、正しくはスタントね
スタントマンが格上、アクションマンは格下
スタントマンはアクションできて当たり前、映像でビルからの飛び降り(落っこち)とか
車に跳ねられるとか、地面に叩き付けられる事ができるのがスタントマン
そこまでできずに、キックとパンチと構えでショーをやってるのがアクションマン
命がけなのがスタントマン、命までかけられないのがアクションマン
で、アクションレッスンやってるのは、命をかけられないアクションマン

スキルとしてスタント覚えたい人なんている?いないでしょ、一歩間違えたら死ぬよ
まあ一歩間違えなくても、そんな人は一線を越えられないから、
やらせてもらえない以上は間違えようもないから、まあ、死なないよ、こっちがやらせないから

無言の理解で、やらせられるかどうかをお互いに分かり合ってるからできるし、
やる許可が出るのよ、スタントマンはね

あの作品で誰が死んだとか、現場が血の海になったとか、見た事も聞いた事もないでしょ
ネット社会の今なら一発で分かっちゃうけど、10年前は隠蔽してたからね
そんな世界でやってたのがスタントマン
(隠蔽って言い方が悪いね、殉職だし、公務でも無い裏方の仕事だから、あえて言う必要の無い事です)

これからスタントマンはいなくなっていくよ、時代遅れだもん
飛び降りは多分無くなる、CGになる、残るのは純粋な格闘技
格闘技ならコンプライアンス上OKだから、事故が起きても
飛び降りで人が死ぬよりかはプロデューサーが責任取らなくてもいいもん

あ、でもね
飛び降りスタントは無くなっていくけど、カースタントは無くならないよ
カースタントって言っても、運転手側のカースタント、バイクスタントね
なぜかというと、F1やバイクレーサーも同じかそれ以上に命がけだから
それがある以上、カー&バイクスタントで事故が起きても多分無くならない
マラソンで人が心肺停止しても、マラソンは無くならない
日本はそんな国です

これはいいけど、これはダメっていうのは、その時代の日本人の中にある
価値観とか概念の話だから

飛び降りスタント(落っこち)はこれから無くなっていく
プロデューサーの責任問題になるから

話それたねw

何が言いたいかというと
スタントマンは、現場で忙しくて
レッスンなんか教えてるヒマが無いのよ
あと、一般人も相手にしない
アクション覚えたい俳優は・・・ゴメン、一般人と同じカテゴリーです

教えてるヒマがあるのはアクションマンです
舞台ばっかりやってるアクションマン
舞台の殺陣指導やりながら、中途半端なアクション俳優業にも手を出してるアクション俳優が、
自分の生活のためにアクションレッスンをやってるのよ
なぜならば、映像に出るまでの人脈も技術も無いからw
スタントできないアクションマンだから

って、俺、アクションマンに恨みでもあんのかよ!w
ないです、恨みないです
単に友達がいないだけですw
(俺の方がネットワーク無いって事だ!w)

あ、でも、アクションマンからアクション習って
そこそこいけたもんだから、スタントした事もないのにアクション俳優兼用で
アクション教えてる奴は嫌いです

だって、スタントマンが求めているのは同士、同胞だから(同胞っていうと宗教っぽいけど)
あくまで現場のために仲間同士で技術を磨きたいだけ
むしろ目上の人が稽古場費用払ってでも訓練の場所を用意するよ
お金をとって、教えるっていう考えは無いなあ
あっても稽古場のワリカン費用くらいかなあ

どうせ途中でやめていく奴らに教えるなんていうムダな時間はかけたくないんだけど
スターシードの制作や、一部の若手が、アクション教えて欲しいっていうから
じゃあせめて格闘技を覚えてね、っていう感じで、やってる感じです
だから、お金はいらないの
で、どうせならやる気ある人が多い方が、まあ楽しいじゃない?

だからレッスンしてる感じかなあ

つーか、アクションレッスン会場費用はスターシードの経費じゃん=俺の出費じゃん!w
俺何やってんのよ、もっと人増えて発展しないなら、俺辞めるからね
需要のある演技かバク転に時間割いた方が絶対に効率いいって!
というわけで、俺じゃなくて、制作の想いを汲み取ってもらい
一人でも多くの人にアクションレッスン来て欲しいなあ

 

アクションの歴史、時代背景

温故知新(古きを知って、新しきを知る)

さて、ここまで読んでくれた方、ありがとうございます
120%飾らずに自分の言葉で想いを伝えましたが
ここからが本題で、なぜ、現代のアクションがここまで本質とずれてきたのかを解説します

ゆえに、ここからは、先人に敬意を払い、砕けた表現は避けてお話したいと思います

 

◆全ては歌舞伎から始まった

ウルトラマンの時代は、アクションという型はありませんでした
掴み合って、転がって殴り合う、泥臭い戦い、とっくみあい
当時のカメラや編集技術で、実際はビルより高い巨人である演出を優先したアクション
ウルトラマンは、アクションの技術よりも巨人である事を優先したのです

そして、仮面ライダーや秘密戦隊ゴレンジャーが登場した時に
剣友会の方々が、歌舞伎を参考に、今のアクションの型を作り上げていきました

ゆえに、ヒーローアクション、現代アクション、殺陣で使用される名称、業界用語は共通しています
シン(主役)、からみ(敵役)
天地、山、すかし、ちどり、見切り、もとい、とんぼ、等々、沢山ありますが
それは他所のサイトでも書いてあるので、ここで言わなくてもよいですね

これらはほぼ、歌舞伎から来ています
ラストのアクションシーンをオーラスというのは、なぜか麻雀用語ですが
これも、当時の剣友会の方々の中に麻雀好きの方がいて、生まれた言葉なのでしょう
僕はそんな時代背景が大好きです
(ちなみに、オーラスの話をする時点で、舞台やショーステージですね、
映像では一度撮ったシーンは二度とやる事は無いので、
「オーラスの立ち回りやろうか」なんて言葉は映像では無いわけです)

まとめると、ヒーローアクションは、歌舞伎から引用されているのです
これがヒーローアクションの歴史です

そして、そのヒーローアクションの技術が2000年前後から、演劇舞台人の中に普及します
90年代の舞台では、アクションのある舞台は、
ほとんどがジャパンアクションクラブの方が雇われて出向していました
その時に、アクションアンサンブルとして参加した俳優達に
業界用語や技術が普及していったのだと私は推測しています

僕がプロに成りたての18歳の時は99年でしたが、
お芝居関係の人で、アクション、殺陣を得意と自負する人はおりませんでした
(僕が知らなかっただけかもしれませんが)

やはり2000年以降に、急速に演劇界に広まっていったのです
ジャパンアクションクラブがアクションで関わっていた劇団は
つかこうへい劇団や、劇団新感線、キャラメルボックスなどの大手ですので
そこを通してヒーローアクション技術が普及していくのも、うなずけますが

ここで一つ、問題があるのです

それは、アクションマン達が俳優とアクションをするにあたり、技術面や安全面で
共通言語が必要となるため、ヒーローアクションの技術や用語が演劇界に広まったという事です
ここから、アクションのルーツは歌舞伎であった事が忘れ去られていき
演劇界のアクションはヒーローアクションである事が定着します

ゆえに、相手にかかる時は合図として声をかけるという常識が出来上がりますが
そもそも、なぜ声をかけるのか、というと、
ヒーローアクションとは、着ぐるみを着てのアクションなので、視界が狭いのです
通常の視界を100%とするなら仮面ライダーの視界は30%以下です
後ろはおろか、真横も視えません
そんな状況で、ソラで覚えた立ち回りで、複数の敵と戦うため
必然的にシンにかかる時、時に後方からの時は、掛け声が必須となります
戦っていくうちに、予定の場所よりもずれていくので(シンの技量によりますが)
やはり、掛け声が無いと、有事の際はどっちに交わしてよいのか分からなくなるのです

それが、真後ろからかかる時には掛け声をかける、という常識です
また、俳優はアクションの素人も同然ですから、もし、その時のシンが俳優であれば
事故を防ぐために、からみは俳優に合図として声をかけるのが妥当です

こうして、後ろからかかる時は声をかけるという常識が定着し
いつのまにか、お互いにアクションに慣れているのに、わざわざ声をかけて自らの位置を知らせて、
緊迫したアクションシーンが滑稽なものになってしまう、という現象を生み出してしまったのです

また、時代殺陣と呼ばれる銀幕スターの侍の殺陣は、おそろしく早いです
剣術家ですので、後ろから切りかかるにしても
シンの動きが速すぎて
掛け声をかける暇なんてありません
あるとすれば、あえて下っ端の雑魚である事を見せたい時ですね

やはり、着ぐるみをかぶっていない生身の人間のアクションや殺陣で
掛け声は不自然です

ただ、歌舞伎は伝統芸能ですので、その型が真実です
お客様も、その花形の殺陣、立ち回りを観に来ていますので、
型に忠実であった方がお客様にとって良い事であると思います

掛け声については以上です

あとは、大きく見せるために、かかる時は、剣を大きく振り回して切る
とかもありましたね、頭上で1回転させてから切りかかるのです

大きく見せるために、誰が?

覆面の戦闘員や、素手での怪人を大きく見せるために、です
それも演劇界の常識だった時期がありました
その常識は最近は無いようですが、
一時期、アクション知ってる風の俳優さんが
「声を出してかからないと危ないぞ」とか、
目の前にプロの私がいるのに「負けねーぞ」みたいな雰囲気出して後輩に指示しながらも、
自分がかかる時に、剣を頭上で振り回して、セットに剣が当たった時、私は心の中で爆笑しましたね

やられた時に一回転する背落ち(とんぼ、ともいう)も、歌舞伎ですね
戦闘員がやられる時は、背落ちをする事でシンを引き立たせます
また、戦闘員は下積みの下っ端がやりますが、背落ちなどで、自分をアピールできれば
先輩から気に入られ、正義の役に入れてもらえるのです
私も背落ちを武器として、下積みをしていたものです
使いこなすまでは、自爆的に体を痛めますが、それでも飛びます
ショーのために、出世のために

そんな背落ちも、やられる時の花形として大事な技なのですが
今は歌舞伎やクラシックなヒーローアクションの技でしょう
現代のアクションで、背落ちというのは、少々時代錯誤です
(と、私は思います)
ので、舞台の現代アクションで背落ちが出た時は
「わーお!クラシック!」と感心しながらも、本心としては滑稽に感じています
人が攻撃でやられる時に、そんな吹っ飛び方はしないわけですから
「アクションでやられる時はこうだ!」という固定概念は恐ろしいものです

そして、冒頭に書いた「当たってねーじゃん」の話です

まず、歌舞伎では当たり前ですが、当てません
倒れた相手を踏みつけるくらいでしょうか
理由はいくつかありますが、私が思うに、観客はどちらかというと年配の方が多いので
暴力性のある表現は好まれません
また、ヒーローアクションも、子供が見て、真似するものなので
生々しく怪人をマジ当てしていたら、親は見せたくないでしょう
当てないから成立する表現というのもあるのです

ちなみに、演技の例え話になりますが、
私の演出でキスシーンがあれば、基本的にその瞬間に暗転させるか、
唇が触れ合っているかのような角度にするだけです
お客様に「うわ!マジでやってる!」と思って欲しくないからです
まあ、そこは人の好みですし、全体のバランスもありますが
(そこまで情熱的にした方が、のちのち活きる物語もあるでしょうし)

全体バランスだからこそ、舞台で、人が人を殴る時は、
それが恐喝などの暴力シーンであればプロテクター(衝撃吸収パッド)などを仕込んだお腹を殴る、
などが良いかなとは思います
繰り返しますが、全体のバランスですので、本当に殴って生々しくしない方がよい場合であったとしても、
「この角度で殴れば当たって見える」という小手先の技術で、顔面を殴るアクションは不自然かなと思います

なので、当たってないアクションを、アクションはこうだからでやるのは、どうかな、と思っております
また、その安全面を鬼の首をとったように主張する輩もいるのです
そして、それが真実のように聞こえる雰囲気なのです
これは元スタントマンとしての意見ですが、映画ではマジ当てします
もちろんパッドは仕込みますが、無い場所は、生身でガードします
結果、あまり怪我はしません
便宜上、生傷は絶えない仕事ですが、ケガをしたとはいえない職業なので
当たってもガードしているので、ケガはしていない、痛くない、と言わせてください

誤解を孕んだアクションで、来るはずの無い場所に、来ないだろうと油断して手順を間違えて、
当たって、怪我をするというありえない現象がおこるのが、演劇人のおこなうアクションなのです
また、それがスクールなどの一般にその技術が降りてきているので
さらに安全性のある、アクションの本質とはずれたものになっているわけです

そもそも、職人は客のために、火や刃物、高所に向き合い、仕事をするのが通常なのに
なぜ、アクションは自分たちの安全性のために、
お客様から見て違和感のあるアクションをしているのかが不思議です
ローカルのアマチュア劇団ならまだしも、
この東京の地で、それがまかり通っているのですから、
アクションが一人歩きしてしまっているのが、現状ですね

このような歴史背景や時代に沿った考えたをすると
やはり、現代のアクションワークショップというのは
講師の生計のためというか、フィットネス感覚である事は否めません

そして、その真実のアクションを成立させるには
熟練のからみ(敵役)が必要であり、それを仕込むには年数がかかるので
やはりアクションワークショップというものに、私はあまり価値を感じておりません

 

アクションをして許される人種

これは歴史背景というよりも現代の芸能文化と照らしわせた見解ですが

アクションが許される芸能の人種は
アイドルです
男女ともにアイドルなら成立します

人はカワイイものが見たいのです
美しいものが見たいのです

もっと言うと
女性アイドルは、上手くない方がいいんです
発展途上だからいいんです

ゆえに

アイドルさんがレッスンに来た時は
レッスン動画を撮影して
SNSにアップがゴールです

それでファンが喜び
稽古場も華やかになり
アイドルのアクション経験にもなり
WIN、WINの関係になります

男性なら2,5次元舞台の俳優でしょうか

理由は、歌舞伎やヒーローと一緒です
ファンは生々しいバイオレンスなものを望む人は多くありません
映画であれば生々しい方がよいですが、映画に沢山出ているという事はもはや
2、5次元舞台俳優ではありません
しかし、その映像の世界で主演を勝ち取るために、舞台でファンと実力を付けていくのは自然な事なので、
多少ヒーローアクションじみたアクション技術でも、できないよりかはマシです
やはりイケメンが戦っている姿は様になります
むしろヒーローアクションの面影があった方が似合うケースもあります

では、それ以外の俳優(男性)は、というと
「誰もお前の事なんか見てねえよ!」です
ゆえに、いわゆる現代アクションなどをかじってしまうと、一貫の終わりです

なんだよ、現代アクションってw

新人の俳優相手に、アクションっていう言葉そのものが嘘で、偽物で、詐欺なのに
そこに『現代』ってなんだよw

個人的に、現代アクションをやってる人に見せて欲しいのが
未来アクションと、過去アクションだよねw

現代と、未来と、過去の違いを見せて欲しいね

何がどう違うのか、論理で説明して欲しい
無理だよ
だって、現代アクションっていう人達は、頭悪いから
そんな国語力は無いよ

言っときますね
現代アクションって
ただの抑えたヒーローアクションだから

現代アクションを語るアクションマンは、頭悪いって思ってよいので、参考にしてください
アクションに、格闘技に、戦いに、現代も、過去も、未来も無いのです。
そんな現代アクションなんかやってるから、アクションはおろか
演技自体もチープなものになってしまうのです

 

アイドル以外の女優は、というと
それもやはり、現代アクションを学ぶと
いいように使い回されてしまうのです
なまじできるから駆り出される、できない方が演技重視で見てもらえます
ここまでくると、もはや処世術です

それでもアクションスキルに引かれるものがあるとすれば
演技の一貫として、武術の心得がある方が、女優として役に立つと思います

 

◆まとめ

というわけで、最後まで読んだ変人のあなたに言いたい事は
「さようなら」です(笑)

「僕はこんな偏屈で、性格悪い人間なので、来ない方が身のためだよ」と、自信たっぷりに書きました
それでも、やりたい人は、今まで書いた通りに、ベースは格闘技ですが
望むのであれば、アクションをお伝えしたいと思います

だって、俳優やる以上
次の舞台が、偽物のアクションかもしれないじゃない

バカな演出家
バカな殺陣師に
バカなアクションやらされた時に

『おお、君、できるね』って言ってもらうためにも

そんな不自然な詐欺アクションでも、一応は覚えておいた方がいいじゃない

『本当の戦いはこうなので』と、偽物とはいえ、現場のアクションを否定してはいけません
目上の人にマウントとってはいけません

僕は
『このアクションは偽物で滑稽なんだけど、
現場によっては、これが良いとされるケースのあるので覚えておきましょう』
と、ちゃんと、比較検証しながら、
現代アクションというジャンルも教えてあげられますので

以上です
あとは、制作に任せた!

 

制作から皆さんへ

いかがでしたでしょうか。
私も、昔は役者の端くれとして舞台に立っておりました。
そして、今になって思います。

人を殴ったこともないのに、人を殴る演技をしなければならない
怒ったこともないのに、怒る演技をしなきゃならない
本気で勝ちたいと思って何かに取り組んだこともないのに・・・以下略

スターシードのワークショップでは、小手先の技術ではなく
内面を鍛えるレッスンをしています。
フィジカルトレーニングです。
演技に正面から向き合うために、自分自身と向き合います。

是非、一度、輪島さんのレッスンを受けてくだされば分かると思います。
皆さんからのお申込みを、お待ちしております。

 

 

お申込みの前に、こちらのスターシードとはのページは是非一読下さい。

スターシードとは

 

2月・3月ワークショップ日程

無記載の日程は、演技、朗読のWSとなります。

05月27日(月) ①15時〜18時 ②19時〜22時(ダンス)
05月31日(金) ①15時〜18時 ②19時〜22時
06月01日(土) ①15時〜18時
06月02日(日) ①15時〜18時 ②19時〜22時
06月03日(月) ①15時〜18時 ②19時〜22時(ダンス)
06月04日(火) ①15時〜18時 ②19時〜22時
06月07日(金) ①15時〜18時 ②19時〜22時
06月08日(土) ①15時〜18時 ②19時〜22時
06月09日(日) ①15時〜18時 ②19時〜22時
06月10日(月) ①15時〜18時 ②19時〜22時(ダンス)
06月11日(火) ①15時〜18時 ②19時〜22時
06月12日(水) ①15時〜18時 ②19時〜22時

 

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